• 出版(第一版)

    2016/05/01
  • 編集長

    増田捺冶
  • デザイン

    増田捺冶
  • 編集

    増田 捺冶, 植地 勇斗, 太田 颯馬, 勝又 莉公, 川本 杜彦, 斉藤 拓海, 高橋 脩, 松尾 太陽, 山田 奨, 渡邉 大祐
  • 発行人

    山田 奨
  • 規格

    210 × 297(A4)
  • 頁数

    128

高校生による自主出版雑誌「麻布校刊-我々は何処へ行くのか。-」が2000冊完売。SPBSなどで販売。

麻布学園高等学校3年生のメンバー10名が132Pの雑誌を制作。校内&書店で合計2000冊を販売。取り扱いはSPBS(SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS)(現在は取り扱い停止)。制作メンバーは増田捺冶, 植地勇斗, 太田颯馬, 勝又莉公, 川本杜彦, 斉藤拓海, 高橋脩, 松尾太陽, 山田奨, 渡邉大祐。

目次ページがデザイン見本誌に掲載。

目次ページが「目次レイアウトの見本帳」(ヤマモトカウンシル/ グラフィック社編集部/ 編)に掲載。

紹介

麻布学園では、編集メンバーたちがいた震災直後の2011年から2017年までの六年間の間に「当たり前」が揺れ動くような幾つかのことがあった。
その中で生まれた「根源的な」問いは、一学校の個別具体的な問いにとどまらない問題意識を生んでいた。例えば、中高教育における自治とはそれ自体がどのようなものなのか。文化祭とは戦後史の中で、また2016年共時的に、どのようなものなのか。学生運動期以来社会的なスポットが中々当たりにくかったかもしれないが、今、これを一般的に問題提起することは可能か。
自治や文化祭は、生徒に何を与えていて、対して生徒はどのようなモチベーションで向き合っているのか。 麻布学園だけでなく割と広く他校でもそうかもしれないと思うが、学校内の生徒は、考えていることや日々向き合っていることが多様化し、それらの間では「分断」的な状況が生まれざるを得ないところがある。授業は大体同じものを受けるが放課後の過ごし方は、それぞれの生徒がそれぞれに忙しい中で、普段的に付き合いのない人とは大体付き合わずに終わることが多いのではないか。
それ自体が問題とは思えないが、「分断」を越えることで、「自分の通う学校がどのような学校なのか」ということを多角的な視点で問える可能性が出てくることはあるかもしれない。 かくして「当たり前」の動揺から始まった自治活動や文化祭を含めた学校「全体」を「分断」を越えて問う思考は、学校教育一般の問いを挟んで、現代的でラディカルな問いを孕むことになった。
「当たり前」が崩れていく時に、どのように「時代」と向き合い、何をキープするのか。「当たり前」が相対的になる時に、どのように「合意」や「共存」を目指せばいいのか。 学校という小共同体を問うことから抽象的問いへと思考実験する可能性を示唆し、その思考が持つ現代的可能性を示唆した132ページ。
(その他にもライトな、麻布生のファッションに関する企画など、様々な企画があります。)